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失敗しないECサイトリニューアルの進め方|補助金活用と成果を出す5ステップ

「デザインが古くなってきた」「アクセスはあるのに売上が伸びない」

そんな課題を抱えた企業にとって、ECサイトのリニューアルは避けて通れないステップです。

しかし、ただ見た目を新しくするだけでは、リニューアルの効果は限定的です。本当に成果を上げるためには「目的設定」「データ分析」「ツール選定」の3つが欠かせません。

本記事では、ECサイトリニューアルを検討している企業担当者向けに、成功するための手順と補助金を活用したコスト削減の方法、弊社(アンダス株式会社)が提供するECカート「スマイルツールズ」及び弊社のサポート内容を詳しく解説します。

なぜECサイトのリニューアルが必要になるのか?

日本のEC市場は右肩上がりの成長を続けています。

経済産業省の「令和6年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によれば、日本のBtoC-EC市場は拡大を続けています。
中でも「物販系分野」は約15兆円規模に到達しており、食品・生活雑貨・アパレルなど幅広いジャンルでオンライン購入が堅調に伸びています。
特にスマートフォン経由の購入の重要性が高まり、「見やすい」「使いやすい」「スムーズに買える」ECサイトであることが売上に直結しています。

しかし、数年前に構築したサイトでは、モバイル最適化やUI設計が十分でないケースも多く、「せっかくの流入が離脱につながる」課題が増えています。こうした背景から、成果を出すためのリニューアルが注目されています。

その他にも、下記のようなタイミングでECサイトのリニューアルを考える企業が多いようです。

  • 売上が伸び悩んでいる
  • サイトを一新するのでカートも変えたい
  • システムが古く、セキュリティ的にも問題がある
  • 既存システムに実装したい機能が無く、カスタマイズも不可能
  • システム会社のサポートが不十分

ECサイトのリニューアル目的を明確にする

ECリニューアルは単なるデザイン刷新ではなく「成果を再設計するプロジェクト」です。まず、何を目的としてリニューアルを行うのかを明確にすることが重要です。

  • 売上アップ・CVR改善:導線改善やEFOで購入率を高めたい
  • モバイル最適化:スマホユーザーの利便性を強化したい
  • SEO改善:検索流入を増やし、新規顧客を獲得したい
  • システム刷新:老朽化したCMSやカートの不具合を改善したい
  • 運用効率化:社内で簡単に更新・分析できる体制をつくりたい

もちろん上記全てを満たしたいという願いはあると思いますが、リニューアルの方向性が明確になれば、予算やスケジュールの設計もスムーズに進められます。

リニューアルを検討すべきサイン

リニューアルのタイミングを見極めるために、以下のような症状が出ていないか確認してみましょう。

  • デザインが古く、ブランドイメージと合っていない
  • スマホやタブレットで操作しにくい
  • アクセスはあるのに購入率が低い
  • ページ速度が遅く、表示に時間がかかる
  • 顧客データが分断されていて分析できない
  • 更新作業が属人化しており、改善が止まっている

これらの課題が当てはまる場合は、「リニューアルによって成果を取り戻す」絶好のタイミングです。

リニューアル前にやるべき分析・準備

リニューアルを成功させるためには、現状分析が欠かせません。まず「Google アナリティクス」などのアクセス解析ツールを使い、

  • 離脱率の高いページ
  • アクセスの多い流入元
  • コンバージョンの発生箇所

などを把握しましょう。

さらにSEO面では、「Search Console」を使い流入キーワードを把握します。自サイトに利益をもたらしていると思われる、有効なキーワードの把握は、改修前後で比較するためにも必要です。

また、新システムで商品ページなどのURLが変更になる場合は、旧URLから新URLへのリダイレクト設計を行います。301リダイレクトを設定することで、旧URLのSEO評価を新URLに引き継げるため、検索順位を維持できるように準備しましょう。

更に、この段階で顧客データの棚卸し(リピーター率、F2転換率、平均単価など)を行うと、リニューアル後の改善効果を測定しやすくなります。

成功するECサイトリニューアルの手順

リニューアルは、次の5ステップで進めるとスムーズです。

Step1:課題整理と目的設定

データをもとに課題を洗い出し、「どの数値を改善したいのか」を明確にします。たとえば、「CVRを2%から3%に改善」「定期購入率を20%アップ」などです。

Step2:要件定義と設計

フォーム最適化やデータ分析まで必要か?など、必要な機能を割り出し、デザイン・導線を設計します。

Step3:制作・構築

デザインとUIを最適化し、スマートフォンにも完全対応させます。購入フォームや決済導線をスリム化することで、カゴ落ちを防止します。

Step4:テスト・検証

全デバイスで動作確認を行い、ページ速度・表示崩れ・購入動線などを徹底検証。既存顧客データやSEO対策の引き継ぎもここで実施します。

Step5:公開と効果測定

公開前にメンテナンス画面を表示し、購入が行えない期間を明確にユーザーに明示します。公開後はクレジット決済など、購入に問題がないか、購入のペースがリニューアル前より下がったりしていないかなどを確認しましょう。

補助金を活用したリニューアルのすすめ

ECサイトリニューアルには多くの費用がかかるため、国や自治体が提供する補助金制度を活用するのも有効です。

小規模事業者持続化補助金

商工会議所が実施する制度で、販路開拓やWebサイト改修が対象。最大250万円の補助が受けられる場合もあります。ECサイトの構築やWeb広告の出稿など、販売促進にかかる経費が補助対象となります。

ものづくり補助金

小規模事業者や中小企業が生産性向上のため事業に取り組むことを支援する国からの補助金で、採択された事例にはECサイトの構築を含む事業もあります。正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。

ウェブサイト関連費における申請額の上限は、補助金交付申請額の4分の1となっており、ウェブサイト関連費のみでの申請はできず、他の経費と一緒に申請する必要があります。
交付決定、事業実施、実績報告といった手続きが必要で、補助金をすぐに受け取れるわけではありません。また、数年間に渡り事業化状況の報告義務があることに注意が必要です。

補助金活用の注意点

申請には事業計画書や見積書が必要で、採択には時間がかかります。また、申請期間が年度ごとに限られているため、早めの準備が重要です。

リニューアル成功のカギは「UI/UX × 分析 × CRM」

リニューアルで成果を出すには「UI/UX改善」「データ分析」「CRM強化」という3つの視点が欠かせません。

弊社の提供するECプラットフォーム「SmileTools(スマイルツールズ)」では、PDCAサイクルを意識した、運営に便利な機能をツール別に提供しています。ご契約されるとすべてのツールを利用可能です。

  1. UI/UX改善:購入までの導線を最適化し、離脱率を下げる(SmileForm)/ ABテストで勝ちパターンのLP作成が可能(SmileLPO)
  2. データ分析:広告別・顧客別に成果を可視化し、改善の精度を上げる(SmileAnalyze)
  3. CRM強化:購入後のステップメールやアップセル施策でLTVを高める(SmileMail)

スマイルツールズなら、これらのツールを一元的に活用でき、サイトリニューアル後の運用改善までをトータルで支援します。

また、リニューアル後も、御社の運用担当者が自走できるよう伴走支援を行い、「作って終わり」ではなく「成果を出し続けるECサイト」を目指します。

まとめ:成果の出るリニューアルをスマイルツールズで

ECサイトのリニューアルは、単なるデザイン刷新ではなく成果を再構築する経営投資です。

「スマイルツールズ」なら、SaaS型・パッケージ型の両プランから最適な方式を選び、導入から運用までワンストップでサポート可能です。

「今のサイトをもっと売れる形にしたい」「費用を抑えて効率的にリニューアルしたい」

そんな方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

> ECサイトのリニューアル・運用相談はこちらから

アンダスが提供するその他のサービスについて

弊社、アンダス株式会社ではECサイト構築以外にも、下記のような便利なサービスを展開しています。

  • サイトリニューアル全般(デザインから実装まで)
  • ドメイン・サーバーの手配代行
  • 広告運用・LPO施策
  • SEO内部対策・リダイレクト設計・記事ライティング
  • 電話計測サービスの提供・0120番号の発番(通話料は業界最安)
  • 公開後の保守・効果検証

ご用命の企業様は下記よりお問い合わせください。

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