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ECサイトの売上を左右する「カゴ落ち」対策完全ガイド – SmileFormで今すぐできる改善ポイントも解説

「商品はカートに入ったのに、なぜか購入されない…」
ECサイトを運営していればそんな経験が誰もが一度はあるはずです。

この「カゴ落ち(カート放棄)」は、ECサイトにおける最も大きな“機会損失”の一つです。
しかし、しっかりと原因を分析し、的確な対策を施すことで、売上改善につなげることが可能です。

本記事では、カゴ落ちが起きる主な原因と、それに対する具体的な対策を解説します。
さらに、フォーム最適化ツール「SmileForm」を活用した効果的なカゴ落ち対策についてもご紹介します。

カゴ落ちとは?そしてなぜ問題なのか

カゴ落ち(カート放棄)とは、ユーザーが商品をショッピングカートに入れたものの、購入を完了せずに離脱してしまう現象のことです。

あるデータによると、ECサイトのカゴ落ち率は平均で約70%とも言われています。つまり、10人中7人がカートに商品を入れながら購入していないという実態がある、ということです。

カゴ落ちは、広告やSEOで集客してせっかくサイトに来てくれたユーザーを、CV(購入)直前で逃してしまう“最後の壁”。この離脱を減らすことができれば、広告費を追加しなくても売上・CVRを向上させることが可能になります。

カゴ落ちを検知する方法

実際にカゴ落ちを検知するためには、Google アナリティクスやカートリマインド機能のあるカゴ落ち対策ツールを使います。Google アナリティクスでは、「eコマーストラッキング」で、以下のような各ステップの到達率を計測することで、どこで離脱したかを把握できます。

  • 商品ページ閲覧
  • カート投入(イベント:add_to_cart)
  • 購入手続き開始(begin_checkout)
  • 決済情報入力
  • 購入完了(purchase)

「カート投入 → 購入完了」までの間に離脱しているセッションが、カゴ落ちユーザーと推定されます。

カゴ落ちが起きる7つの主な原因

では、なぜユーザーは購入直前で離脱してしまうのでしょうか?よくある原因は以下のとおりです。

想定外の追加コスト(送料・手数料など)

送料や手数料が購入フローの後半で初めて表示され、「思ったより高い」と感じて離脱するケース。

アカウント作成が必須

会員登録が強制されると、手間がかかる・情報を渡したくないといった理由で離脱されがちです。

ステップが多く、入力が面倒

購入に至るまでのステップが多すぎる、または入力項目が多すぎてユーザーの心理的ハードルが上がってしまいます。

支払い手段が限定的

自分が使いたい決済手段(クレジットカード、後払い)が使えない場合、購入を諦めるユーザーも多く存在します。

セキュリティや信頼性への不安

SSLに未対応、決済画面が見慣れないなど、少しでも不安を感じると離脱されやすくなります。
また、サイトやフォームの不具合、エラー表示のわかりづらさも離脱を引き起こします。

返品・交換ルールが不明確

「返品できないかも?」と不安に感じた瞬間、ユーザーの購入意欲は一気に下がります。

今日からできる!カゴ落ち対策10の実践施策

これらの原因に対処するための具体策をまとめました。

① 送料・手数料などのコストを事前に明示

「カートに入れてみたら予想以上に高かった」という価格ギャップは、カゴ落ちの代表的な原因です。送料や手数料、税込・税抜表示などを購入前にわかりやすく提示することで、購入意欲を削がない導線を作りましょう。購入前に総額が分かる仕組みを作るだけで、離脱率は大きく改善されます。

② ゲスト購入(非会員購入)を許可

会員登録の手間が離脱につながるケースも少なくありません。リピーター育成のために会員化は重要ですが、「まずは買ってもらう」ためには、ゲスト購入も選択肢として用意しておくのが理想です。後からメールフォローで会員登録を促す導線を組むのも効果的です。

③ 購入フローをシンプルに(ステップ数を削減)

購入までのステップ数が多いほど、離脱の可能性は高くなります。商品ページからカート、入力フォーム、決済完了までの導線を見直し、可能な限り不要なステップを削除しましょう。
SmileFormなら、カートをスキップしてフォームに直行できる導線設計も可能です。

④ 入力フォームを最適化し、エラー表示をわかりやすく

入力項目が多すぎたり、エラー表示が不親切だったりすると、ユーザーは入力を途中で諦めてしまいます。入力中にリアルタイムでエラーが分かる設計(例:メールアドレスの形式ミス)や、フォームのステップ表示などでストレスを軽減しましょう。
SmileFormでは、こうした入力チェックや離脱防止の設計が簡単に行えます。

⑤ モバイル表示の最適化(スマホユーザーへの配慮)

現在のECアクセスの多くはスマートフォン経由です。にもかかわらず、PC向けデザインのままでは離脱率が高くなる一方。スマホでも見やすく、押しやすく、操作しやすいデザインに最適化されているかどうか、確認しましょう。
SmileFormでは、標準でカート以降の画面についてスマホにも最適化されています。

⑥ 多様な決済手段に対応

希望する決済手段がなければ、ユーザーはその場で購入を断念する可能性があります。
クレジットカード・コンビニ払い・後払い・キャリア決済・電子マネーなど、多様なニーズに応えられる決済手段の用意は、購入率を高める鍵です。

⑦ サイトのセキュリティ強化(SSL対応や信頼性のある決済)

「このサイトで本当に買って大丈夫?」という不安も、カゴ落ちの一因です。SSL対応(https)や信頼性のある決済サービスの導入、セキュリティバッジの表示などにより、サイトの安心感を高めましょう。購入完了ページにサポート連絡先を明記しておくのも効果的です。

⑧ カゴ落ちメールによるリマインド配信

一度カートに入れたものの、途中で離脱してしまったユーザーには、「まだカートに商品が残っていますよ」とリマインドするメールが非常に効果的です。特に、割引クーポンや送料無料の特典をセットで送ると、再訪率が上がります。

⑨ 柔軟な返品・交換ポリシーを明示

「もし失敗したらどうしよう」「サイズが合わなかったら?」といった購入前の不安は、カゴ落ちの大きな要因です。返品や交換が可能なこと、手続きが簡単なことを明示するだけで、安心して購入できるようになります。FAQや返品ポリシーを目立つ場所に配置しましょう。

⑩ チャットボットやFAQなどサポート体制を整備

不明点を即解決できるチャットサポートや、よくある質問をまとめたFAQページは、ユーザーの不安や疑問をすばやく解消し、購入に導くための大きな武器です。
特に高単価商材や定期購入の場合、手厚いサポートは信頼につながります。

これら10の施策は、すぐに実施できるものから少し設計が必要なものまで様々ですが、すべてが「購入を迷っているユーザーを後押しする」ための大切な対策です。

SmileFormを活用すれば、③購入フローの簡略化や④フォーム最適化、⑤スマホ最適化など、多くの項目を一括で改善できるので、ぜひ自社ECの改善に役立ててください。

SmileFormで実現できるカゴ落ち対策

SmileFormは、ECカートやLPに設置可能な高機能フォームツールです。
カゴ落ち防止に有効な2つの機能を搭載しています。

入力ページへ直接遷移できる「ショートカット導線」

通常、ECサイトの購入フローは【商品ページ → カート → お客様情報入力 → 決済】というステップになりますが、SmileFormではカートをスキップし、直接「お客様情報入力ページ」へリンクさせる導線を作成可能です。これにより、1ステップ短縮され離脱ポイントが減少。特に単品通販やLPからの購入に効果を発揮し、CVR改善に直結します。

入力エラーをリアルタイムにチェック表示

フォーム入力中にエラーがあった場合、通常は送信ボタンを押すまで気づけません。
SmileFormでは、入力中にエラー項目が即座に表示されるため、ユーザーのストレスを軽減できます。「戻る・やり直す」という無駄な動作が減り、スムーズに購入完了へ進める導線が作れます。

LP一体型フォームで離脱を防ぐ

LPと購入フォームを一体化した「LP一体型フォーム」を実装可能。フローがひとつ減ることで、ユーザーの購入前離脱を防ぐことができます(要カスタマイズ)。

まとめ・カゴ落ちはCV改善の最大のチャンス

カゴ落ちはEC運営者にとって頭の痛い課題ですが、見方を変えれば「購入寸前」まで来てくれた見込み顧客に対して最後のひと押しを行うチャンスとも言えます。
カゴ落ちを放置すると売上ロスを生みますが、対策を講じることでCVR向上・LTV最大化につながります。

SmileFormを使えば、

  • 導線のステップ短縮
  • ストレスのないフォーム設計
  • 入力時の離脱防止

といったカゴ落ち改善が手軽に実現可能です。

「カートに入ったけど買われない」を減らし、「確実に売れるECサイト」にしたい方は、ぜひ一度SmileFormの導入をご検討ください。今すぐできる施策から始めて、着実に売上アップを目指しましょう。

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